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市街地を爽快に駆ける コンパクト&スタイリッシュな新スポーツ ヤマハ「XT250X」新発売

2006年2月16日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、単気筒の空冷4ストローク250ccエンジンを前後17インチロードタイヤ装着のスリム&スタイリッシュなボディに搭載し、市街地での軽快な走行性を達成したニューモデル、ヤマハ「XT250X」を2006年3月30日より新発売する。

 「XT250X」は“市街地での軽快な走りを実現するスタイリッシュスポーツ”をコンセプトに開発した製品で、(1)前後17インチホイール採用による軽快な走行性能、(2)幅広いトルクと伸びやかな特性のエンジン、(3)専用セッティングのサスペンションと独自チューニングの専用タイヤ採用による良好な走行フィーリング、(4)軽快でスポーティな車体デザイン、個性的フロントマスク、スポーティなLEDテールライトの採用などが特徴である。
 カラーリングは、ストリートファッションに溶け込む「ヤマハブラック」(ブラック)と、スポーティなヤマハイメージを主張する「ディープパープリッシュブルーソリッドE」(ブルー)の2色設定とした。 



製品写真

ヤマハ「XT250X」


名称

ヤマハ「XT250X」

発売日

2006年3月30日

カラーリング

■ヤマハブラック(ブラック)
■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)

販売計画

3,000台(年間、国内)



商品の概要

 国内軽二輪市場は近年10万台前後で推移しているが、各社から多彩なモデル群が投入され注目を集めている。とくに近年は、伸長を続けるビッグスクーターだけでなく、軽量スリムなシングルエンジン搭載のオフロードタイプも幅広い年齢層から支持を見せ増加傾向となっている。
 そのような市場背景のなか、ヤマハは2004年“BMX感覚”の雰囲気を楽しめる「tricker(トリッカー) XG250」を発売。従来のモーターサイクル感覚を超えた「フリーライドプレイバイク」イメージが幅広いお客様に支持された。さらに2005年には20年のロングセラー「SEROW225」のフルモデルチェンジを行い、全面新設計のマウンテントレール「SEROW250」を発売し市場ニーズに応えている。

 国内のモータースポーツのトレンドは、近年“スーパーモタード”カテゴリーが人気を集め、それと連動し同じイメージを反映したタイプのモデルも注目を集めている。一方、“市街地においては手軽で軽快に走れるスタイリッシュな250ccが欲しい”という声も多く聞かれている。
 今回新発売の「XT250X」は上記の背景の中、“市街地を爽快に駆けるスタイリッシュなスポーツ”をコンセプトに掲げ、随所に最新技術を織り込んで製品化を図ったモデル。扱い易くコンパクトなボディによる良好な足つき性、市街地を軽快に駆ることの出来るエンジン&車体性能、スポーティで軽快な雰囲気の新デザインなどが特徴である。


※スーパーモタードとは、舗装路面とオフロードが混在するコースを周回してタイムを競う二輪レースの一種。異なる路面を走るためオフロード用車両をベースに前後ホイールのサイズや、タイヤを変更したマシンで争われる。ジャンプのセクションなどもある。



主な特徴

1)低速から中高速域まで扱いやすさを実現した250ccエンジン
 市街地での軽快な走行性を実現するために250cc空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを採用した。74.0mm×58.0mmのボア×ストローク、9.5の圧縮比から16kW(21PS)/7,500r/minの最大出力、21N・m(2.1Kgf・m)/6,500r/minの最大トルクを発揮、軽快なレスポンスと力強いトルクを達成した。軽量鍛造ピストン、放熱性に優れるメッキシリンダーなどの採用により、フリクションロス・メカノイズを低減している。

2)コンパクト設計ボディ
 コンパクトな車体サイズと軽快なハンドリング、高次元の操縦安定性に貢献するセミダブルクレードル型のフレームを採用した。剛性バランス最適化、重心マスの集中設計、サスペンション最適設計などとの相乗効果により優れた走行性を実現した。また足つき性に優れた形状の790mm低シートの採用で良好な取回し性を実現した。

3)専用セッティングフロントフォークの採用
 フロントフォークは薄肉35mm径インナーチューブを採用した。バネ定数、減衰力特性の専用セッティングを織り込み、225mmのストローク全域でしなやかなクッション特性を引き出した。なおフォークアウターチューブを新作し、モデルキャラクターに沿ったディメンション最適化を図った。ステアリング廻りの軽量設計との相乗効果で軽快なハンドリングを引き出している。

4)専用セッティングのリアサスペンション
 リアサスペンションは、シリンダーを低位置にレイアウトしたボトムリンク式モノクロスサスペンションを採用した。バネ定数、減衰力特性の専用セッティングを施し、重量マス集中設計のボディと相まって優れた性能を実現。快適な乗り心地とクオリティ感ある走行性能を合わせて実現した。

5)前後17インチホイール及びダンロップ製「GT501」(専用チューニング品)の採用
 コンパクトボディと軽快なハンドリングに貢献する軽量アルミ製ホイールリムを採用した。(前17M/C×MT3.00、後17M/C×MT3.50)また内部構造の最適化で専用チューニングを施したダンロップ製タイヤ「GT501」を装着。前後17インチならではの安定感、良好なグリップ性と接地感、そして快適性を高次元でバランスさせた。
 
6)軽快な走りを印象づけるフロント&リアビュー
 ヘッドライトは114mm×69mmの小型・軽量60W/55Wハロゲン角型ヘッドライトを採用して優れた照射性と斬新なフロントビューを両立させた。リアには視認性に優れる18灯LEDの軽量テールライトを採用。小型でスリムなティアドロップ型フラッシャーランプ採用と相まって、軽快で斬新な前後ビューとなっている。

7)幅広いシーンで扱いやすい前後ブレーキ
 フロントには大径245mmディスクと異径2ポットキャリパー、リアは外径203mmディスクのブレーキを採用。様々な路面状況で扱いやすいタッチと優れた制動力を実現した。またリアのマスターシリンダーはサブタンク一体式としてマス集中を図った。

8)その他の特徴

 その他、(1)軽量LCDデジタル式スピードメーター(時計・ツイントリップ機能付き・グリーンバックライト)、(2) シュラウド部との連動でスリム感を印象付ける9.8L容量燃料タンク、(3)排出ガス浄化を図るエア・インダクション・システム、(4)ハンドル切れ角51度設定(最小回転半径1.9m)、(5)防振性に優れるラバー付フットレスト、(6)セパレートタイプのフロントフェンダー、などを採用した。



ヤマハ「XT250X」主要仕様諸元

 型式/エンジン型式  BA-DG11J/G340E
 全長×全幅×全高  2,040mm×805mm×1,110mm
 シート高  790mm
 軸間距離  1,365mm
 最低地上高  250mm
 乾燥重量/装備重量  118kg/129kg
 舗装平坦路燃費  45km/L(60km/h)
 原動機種類  空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ
 気筒数配列  単気筒
 総排気量  249cm3
 内径×行程  74.0mm×58.0mm
 圧縮比  9.5:1
 最高出力  16kW(21PS)/7,500r/min
 最大トルク  21N・m(2.1kgf・m)/6,500r/min
 始動方式  セル式
 潤滑方式  強制圧送ウエットサンプ
 エンジンオイル容量  1.4L
 燃料タンク容量  9.8L
 キャブレター形式  MV33×1
 点火方式  C.D.I.式
 バッテリー容量/種類  12V-6Ah(10h) /YTZ7S
 1次減速比/2次減速比  3.083/3.066
 クラッチ形式  湿式多板コイルスプリング
 変速機形式  常時噛合式前進5段リターン
 変速比  1速2.846 2速1.812 3速1.318
 4速1.035 5速0.821
 フレーム形式  セミダブルクレードル
 キャスター/トレール  24°55′/72mm
 タイヤサイズ (前/後)  110/70-17M/C 54S/130/70-17M/C 62H
 ブレーキ形式 (前/後)  油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
 懸架方式 (前/後)  テレスコピック式/スイングアーム式
 ヘッドライト  ハロゲンバルブ/12V、60W/55W×1


ヤマハ「XT250X」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

ヤマハ「XT250X」

483,000円
(本体価格460,000円/消費税23,000円)

※沖縄を除く。メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。


>> ヤマハ「XT250X」製品情報はこちら


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