本文へ進みます

オートマチックスポーツの新基準を提唱、優れた環境性能も達成 ヤマハ「XP500 TMAX」発売について

2004年07月14日発表

 ヤマハ発動機(株)は、500ccの水冷4サイクルDOHC 2気筒オートマチックエンジンを搭載し、優れた走行性で人気のヤマハ「XP500 TMAX」(ティーマックス)について、スポーティな装備充実を図り商品性を向上し9月1日より発売します。
 新たに、(1)フュエルインジェクション、(2)環境性能に優れた三元触媒、(3)大径フロントフォーク、(4)前輪ダブルディスクブレーキ及び手元操作式パーキングブレーキ、(5)前後ラジアルタイヤ(後輪サイズアップ)及び切削加工リムの軽量アルミホイール(国内専用デザイン)、その他タコメーター追加の新作メーターパネル、ショートスクリーン、盗難抑止機構イモビライザーなどを採用しました。



製品写真

ヤマハ「XP500 TMAX」


名称

ヤマハ「XP500 TMAX」

発売日

2004年9月1日

カラーリング

■ディープレッドメタリックK(レッド)
■ブラックメタリックX(ブラック)
■ダークパープリッシュブルーメタリックL(ブルー)

販売計画

1,300台(年間、国内)



商品の概要

 2001年7月から発売の「XP500 TMAX」は、オートマチックによる優れた扱い易さと、高い車体剛性・スポーツモデル並みの前後重量配分などによる優れたスポーツ性能が特色で、また個性的なスタイルが支持され、“オートマチックスーパースポーツ”と呼ばれる独自のポジショニングを市場に築き上げました。

 今回発売のニュー「XP500 TMAX」ではエンジン・車体関連の充実により基本性能にさらに磨きをかけました。また、爽快感を楽しめるショートスクリーンを標準装備しました。カラーリングは、'04年スーパースポーツ「YZF-R1」と同色でスポーティ感溢れるレッド、カスタム感を楽しめるブラック、落ち着いたスポーツ感覚を醸し出すブルーの3色設定です。


主な変更点と特徴

1)フュエルインジェクション採用などによる性能向上
 新たに高微粒子型インジェクターを装備するフュエルインジェクション(以下FI)を採用しました。このFIは、(1)リターンレス配管、(2)アイドリング状態まで希薄燃焼させるアイドルストイキ制御(AIシステム廃止)、(3)カム軸センサーレス、(4)大気圧センサーレス、(5)26ピン小型ECU採用などが特徴で、優れたレスポンスを引き出すポイントとなっています。またFI採用との最適化のためピストン/コンロッドのスペックを変更し、圧縮比は10.1:1から11.0:1へ変更しました。Vベルト仕様及び変速特性を変更しました。これらの効果で全域でのトルク特性、及び最大トルク値アップ(44N・m→45N・m)、低中速の出力特性を向上、スポーツ性あふれる走りの特徴を一層引出しました。
 
2)ラムダセンサー付き三元触媒採用による優れた環境性能 
 ラムダセンサー付き三元触媒をマフラー内に装着しました。排出ガスは、プラチナ・パラジウムなどをコーティングしたマフラー内の触媒部分を通過して浄化されます。この触媒を効果的に働かせるため、排ガスに含まれる残留酸素を検出するラムダセンサーを設け、燃焼状況をECUに常にフィードバックして最適な燃料供給を行ない優れたドライバビリティと環境性能を両立させています。(ラムダセンサー=O2センサー)

3)41mm径フロントフォークの採用
 エンジン性能向上に呼応しフロントフォークはインナーチューブ径を現行の38mmから41mmへと変更しました。モーターサイクル型のテレスコピック式フォークの特徴をさらに引き出し、優れた操縦安定性に寄与しています。
 
4)前輪ダブルディスクブレーキ及びパーキングブレーキ機能付きリアブレーキ
 前輪ブレーキには新たに267mm径ダブルディスクを採用し、良好なストッピングパワーを確保しました。リアには、手元で操作出来るブレーキキャリパー一体式のパーキングブレーキを採用しました。

5)前後ラジアルタイヤおよび国内仕様専用デザインの軽量ホイール採用

 軽量で剛性バランスに優れ、ころがり抵抗が少ないラジアルタイヤを前後に採用しました。フロントは現行型と同サイズの120/70R-14、リアは現行の150/70-14 から160/60R-15へサイズアップを図り優れた操縦安定性を実現しました。
 また前後ホイールは、国内仕様専用デザインの新5本スポーク軽量ホイールを採用しました。リム部を切削加工した後にクリア塗装を施し高い質感を実現しました。(「XV1700ウォーリア」のホイールと同様の工程で生産)

6)利便性の向上など
 その他、(1)盗難抑止機構イモビライザー採用、(2)タコメーター標準装備の新作メーターパネル、 (3)新作インナーパネル採用、などを行ないました。


ヤマハ「XP500 TMAX」主要諸元

 型式/エンジン型式  SJ04J/J404E
 全長×全幅×全高  2,235 mm×775 mm×1,235mm
 シート高  795mm
 軸間距離  1,575mm
 最低地上高  130mm
 乾燥重量/装備重量  205kg/225kg
 舗装平坦路燃費  27km/L(60km/h)
 原動機種類  水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ
 気筒数配列  並列2気筒
 総排気量  499 cm3
 内径×行程  66.0 mm×73.0mm
 圧縮比  11.0:1
 最高出力  28kW(38PS)/7,500 rpm
 最大トルク  45N・m(4.6kgf・m)/4,500 rpm
 始動方式  セル式
 潤滑方式  強制圧送ドライサンプ
 エンジンオイル容量  3.6L
 燃料タンク容量  14L
 燃料供給  燃料噴射式
 点火方式  T.C.I.式
 バッテリー容量/種類  12V 8Ah(10H)/GT9B-4
 1次減速比/2次減速比  2.659/2.262
 クラッチ形式  自動遠心湿式多板
 変速機形式  Vベルト式無段変速
 変速比  2.025~0.728
 フレーム形式  鋼管ダイヤモンド
 キャスター/トレール  28°00′/95mm
 タイヤサイズ (前/後)  120/70R14M/C 55H/160/60R15M/C 67H
 ブレーキ形式 (前/後)  油圧ダブルディスク/油圧シングルディスク
 懸架方式 (前/後)  テレスコピック式/スイングアーム式
 ヘッドライト  ハロゲンバルブ/12V、60W/55W+55W


ヤマハ「XP500 TMAX」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

ヤマハ「XP500 TMAX」
849,450円
(本体809,000円、消費税40,450円)
※一部地域を除く。価格には保険料、登録に伴う諸費用は含まれません。

ページ
先頭へ